2017/04/03

新年度


新年度になって、仕事のスケジュールが少し変わったことで、日曜日の朝に予定していたブログの更新をし損ねた。言い訳がましくなるが、今年の桜の開花が、例年とは少し異なっていることも、大いに影響した。どのタイミングで撮影に出たらいいのかと迷っているうちに、ブログ更新のタイミングも逃してしまったのだ。いつもならば、六義園の枝垂桜の満開を合図に桜撮影を開始するのだが、今年は六義園の見頃を待っている間に、染井吉野の満開宣言が出てしまった。ところがそれに反して、駅までの途中にある中学校の染井吉野は、まだまだ咲き始めの風情。このところ、気温はずいぶん低くてまるで真冬の寒さが続いていたし、いったいどうなっているのか、ホントにワケが分からなくなってしまっていた。

ならば実際に確かめてみようと、今日は向島から浅草まで、墨堤の桜を眺めながら歩いてきた。向島近辺では6、7分の咲き具合の桜木が多かったが、言問橋を越えて隅田公園あたりまで南下すると、8、9分、ところによっては満開の桜木もちらほらと、浅草に近づくにつれて見頃の桜が増えてくる。ついでに六義園の枝垂桜も見ておこうと思い立って、浅草から都バスと山手線を乗り継いで六義園へと向かった。枝垂桜はちょうど満開を迎えており、花はまだ散ってはいなかった。帰り際に見たいつもの中学校の桜は、今日の暖かさでだいぶ開花が進んだようで、8分の咲き具合。加えて、夜のニュースのお花見中継を見ていると、上野公園はやはり8、9分咲のようで、週半ばに満開〜桜吹雪を迎えそうな雰囲気である。

こうしてみると、開花、満開を判断する靖国神社の標準木の開花が、今年はやや早かったのではないだろうかと思えてきた。自分の見聞きする範囲内では、東京の桜は、靖国のみが早めで、他のところはそれほどでもない。気象庁の開花、満開宣言に対して、「しまった、出遅れた」と内心焦りを感じていたが、どうやらその必要はなさそうだ。自然は人の小賢しい判断よりもずっと落ち着いているのだろう。昨年の春には、職場そのものが変わってしまって、ペースをつかむのに一苦労。毎年見てきた桜木たちの晴れ姿を眺めることが出来なかったが、今年は週末の連休がほんの少しだけ取りやすくなって、これから桜撮影の本番を迎えることができそうである。

桜の季節は、いつも慌ただしく通り過ぎて、ざわざわと落ち着かない気持ちになる。先の見通しにくい不安な世の中ではある。果たしていつまで、あと何年、こんな風に桜前線を追いかけ過ごすことができるのだろうかとも考える。若い頃には思いもよらなかったこうした感覚は、きっと、自分の持ち時間が有限であると自覚したことにも関係があるのだろう。花疲れのために、連休前に倒れてしまわぬよう心がけて過ごしたい。

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